アラン・ターリーは在日米国大使館で商務担当公使を務めている。日米間の貿易・経済関係促進に従事する東京の大使館と大阪の総領事館の計36名の職員を率いており、対日輸出と米国への直接投資を促進し、両国の商業関係に関する通商政策問題について商務省幹部に助言するのが主な任務である。
東京に三度目の赴任をするまでは、ワシントンの商務省国際貿易局(ITA)で商務次官補代理(中国・モンゴル担当)を務めていた。2002年から2016年は、フェデックス・エクスプレスでアジア太平洋地域の国際業務担当副社長を務め、同社では「ファイブスター賞」を二度受賞し、中国初の国際航空貨物物流拠点の建設や、中国に全額出資子会社の設立、また TNT エクスプレスの買収承認に従事するなどアジア地区での急成長と拡大に尽力した。
それ以前の商務省での経歴は、1986年に在日米国大使館商務部で大型案件や輸送用機器を担当するユニットを率いた時に始まり、その後、在英米国大使館のインターナショナル・マーケティング・センターのディレクター、台湾の米国在台湾協会(AIT)では商務担当参事官を歴任した。1996年から2000年に北京の米国大使館で商務担当公使を務めた後、2000年から2002年には東京の米国大使館でも商務担当公使を務めた。
コネチカット州チェシャーの公立校を経て、1983年にバージニア大学を成績優等で卒業。学士号を取得後、台湾の国立台湾師範大学国語教学センターで中国語を2年間学んだ。