2005年から20年1月まで英フィナンシャル・タイムズ(FT)の編集長を務め、FTがそれまでの新聞社からマルチチャネルのグローバルなニュース組織に変貌を遂げる革新に尽力してきた。彼の就任期間中、FTはジャーナリズムに対して数多くの国際的な賞を受賞している。
バーバーは数冊の書籍を共同で執筆するとともに、外交政策、欧米関係、経済について幅広く講演も行っている。編集長として、米国のバラク・オバマ大統領(当時)、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、イランのハサン・ロウハニ大統領をはじめ、世界の実業界・政界リーダーたちにインタビューした豊富な実績をもつ。
これら編集長としての15年間の出会いの数々については彼の最新著作「The Powerful and The Damned」に詳しく記述されている。
1978年にスコッツマンの記者となりジャーナリストの道を歩みはじめ、その後、ビジネス特派員としてサンデー・タイムズに移り、1985年にビジネス記者としてFTに入社。FTでは、ワシントン特派員、ブリュッセル支局長、ニュースエディター、欧州局長、アメリカ版編集長を歴任してきた。
テートおよびニューヨーク・カーネギー財団の評議員。1978年にオックスフォード大学セント・エドムンド・ホール・カレッジをドイツ語と近代史の共同優等学位で卒業し、フランス語とドイツ語にも堪能。