サミ・コーリー氏はカナダ政府のサイバーセキュリティ担当幹部であり、カナダ政府(GC)の各副大臣や高官に対し、サイバーセキュリティに関する専門的な助言と指導を提供する。このような、サミ氏の豊富な経験と知識を活かした役割は、カナダのデジタルインフラを保護し、カナダの安全保障上の利益を推進するうえで極めて重要である。
2021年から2024年までカナダサイバーセキュリティセンター(サイバーセンター)の所長を務めた。サイバーセンターは政府機関、重要インフラの所有者及び運営者、民間セクター並びにカナダ国民に対し、サイバーセキュリティに関する専門的な助言や指導、サービス、サポートを提供する主要機関である。サミ氏は1992年に通信セキュリティ機構(CSE)でそのキャリアをスタートし、当初は新興マルチメディア通信技術の影響を専門とする研究エンジニアとして活動した。それ以来長年にわたり、様々な役職および指導的な役割を果たしてきた。最近では、CSEの包括的な研究プログラム及び24/7のオペレーションセンターを統括するCSEの最高情報責任者(CIO)を務めている。
モントリオールのコンコルディア大学でコンピュータ工学の学士号と応用科学の修士号を取得。オタワ大学で公共部門リーダーシップの認定プログラムを修了した。
サミ氏の貢献は、エリザベス女王ダイヤモンド・ジュビリー・メダル(エリザベス女王在位60周年記念メダル)やAPEXイノベーション優秀賞など様々な賞を通じて認められている。