エドバルダスは、2020年7月より欧州サイバー犯罪センター(EC3)の責任者に就任。EU全域のサイバー犯罪に関する犯罪情報の集約を統括し、オンライン児童性的搾取、サイバー依存型犯罪、非現金決済詐欺、ダークウェブ上の犯罪などに関する加盟国の捜査を支援している。同センターはまた、複数国から集まったサイバー犯罪の専門捜査官で構成される合同サイバー犯罪対策部隊(J-CAT)とも密接に連携している。EC3のチームはさらに、EU全域の複雑な事件におけるデジタル・フォレンジックや文書フォレンジックの支援、脅威やトレンドの戦略的分析、産業界、学界、非法執行機関とのパートナー連携、予防啓発活動、そして能力開発なども担っている。
EC3の責任者に就任する前、エドバルダスはリトアニア警察の副総監を務めており、同国警察内のイノベーショングループを指揮していた。2015年から2020年にかけては、EUROPOLの管理委員会メンバーとしても活動しており、22年間にわたるキャリアの大部分を犯罪捜査の分野で過ごしてきた。