米・カナダとの北米自由貿易協定(NAFTA)を20年以上前に発効させ、大消費地の米国に隣接する地の利もあって自動車産業の一大集積地となったメキシコ。日本も含む世界50カ国近くと自由貿易協定を結ぶ貿易大国でもあります。ここ数年、自動車メーカーや関連産業を中心に日本企業の進出が急ピッチで進み、2017年に1000社に達しました。ただ、トランプ米政権が掲げるNAFTA見直し、国境の壁建設計画などで先行きに不透明感も漂ってきました。
 メキシコのペニャニエト政権で財務公債相も務めたビデガライ外相は同国の外交や経済政策のキーマンで、クシュナー米大統領上級顧問とも太いパイプを持つとされます。
 世界の耳目を集めるNAFTA再交渉や米国抜きの環太平洋経済連携協定(TPP)の行方などをテーマに、初訪日するビデガライ外相の基調講演と、識者や企業家らによるパネル討論を展開します。

本講演会は終了致しました。
多数の皆様のご参加
誠にありがとうございました。

開催概要

日  時
2017年8月3日(木) 
午前10時~午前11時30分(9:30開場)
会  場
日経ホール(千代田区大手町、日経ビル3階)
主  催
日本経済新聞社
協  力
メキシコ日本商工会議所、日墨交流会
定  員
500名(申し込み多数の場合は抽選)
参 加 費
無料(お申し込みには日経ID登録が必要です。)

プログラム

日本語・スペイン語同時通訳有

10:00 - 10:30

ルイス·ビデガライ 氏
Dr. Luis VIDEGARAY Caso

メキシコ外相

1987年 制度的革命党(PRI)入党
1992−94年 財務公債相顧問
1996年 エネルギー相顧問
1998−2005年 プロテゴ(Protego)財政顧問事務所投資銀行課次長
2005−09年 メキシコ州財政立案運営庁長官
2009−11年 連邦下院議員(予算・公共財政委員会委員長)
2012年 ペニャニエト大統領候補選挙対策本部企業連携調整官
2012年9−11月 ペニャニエト次期大統領政権移行チーム政権移行総調整官
2012年12−16年9月 財務公債相
2017年1月4日− 現職
10:30 - 11:30
  • 浦田 秀次郎 氏

    早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授/日本経済研究センター特任研究員

    ブルッキングズ研究所研究員(1978-81年)、世界銀行エコノミスト(1981-86年)などを経て、1994年に早稲田大学社会科学部教授、2005年から早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。主な研究テーマはアジア太平洋における地域統合、日本の貿易政策、国際貿易・直接投資と経済発展など。主な著書に「日本のTPP戦略:課題と展望」(共編著、2012年)、「アジア地域経済統合」(同)などがある。スタンフォード大学で博士号。1950年生まれ。

  • 柄澤 康喜 氏

    MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス社長

    1950年10月27日生まれ、66歳。

    学 歴:

    1975年3月 京都大学経済学部卒業

    職 歴:

    1975年4月 住友海上火災保険株式会社入社
    2004年4月 三井住友海上火災保険株式会社 執行役員 経営企画部長
    2005年6月 取締役 執行役員 経営企画部長
    2006年4月 取締役 常務執行役員
    2008年4月 取締役 専務執行役員
    2008年4月 三井住友海上グループホールディングス株式会社
    取締役
    2009年4月 三井住友海上グループホールディングス株式会社
    取締役 専務執行役員
    2010年4月 三井住友海上火災保険株式会社
    代表取締役社長 社長執行役員
    同上 MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社 代表取締役 執行役員
    2014年6月 MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社 代表取締役社長 社長執行役員(現職)
    2016年 4月 三井住友海上火災保険株式会社 代表取締役会長 会長執行役員(現職)
  • 赤星 康 氏

    日本貿易振興機構(JETRO)副理事長

    1987年 東京大学法部卒業 通商産業省 (現・経済産業省) に入省
    2003年 資源エネルギー庁総合政策課
    2004年 ジェトロ・シンガポールセンター産業調査員
    2007年 大臣官房広報室長
    2008年 通商政策局米州課長
    2011年 在アメリカ合衆国日本大使館公使
    2015年 現職
  • 太田 泰彦

    日本経済新聞社 論説委員 兼 編集委員

    2015年よりシンガポールを拠点に、外交、通商、国際金融、イノベーション、移民、地球環境などグローバルなテーマで取材活動を展開。アジア太平洋地域を中心に、世界各国の政財界の要人インタビューや現場ルポを手がけ、日経新聞の各種の文字媒体のほか、テレビ東京「未来世紀ジパング」、BSジャパン「日経プラス10」など映像メディアや、さまざまな国際会議への登壇、SNSを通しても情報発信を続けている。
    30年の記者生活の大半をワシントンやフランクフルトなど海外で過ごし、アジア通貨危機、日米貿易摩擦、欧州通貨ユーロ発足など大きな政治経済の転換局面を報じてきた。2005年から10年間、東京本社で編集委員、論説委員を務め、主に国際分野の社説、一面コラム「春秋」の執筆を担当。現在は英文媒体Nikkei Asian Reviewの時事コラム「Tea Leaves」「Business Insight」を定期的に執筆している。
    北大理学部卒(物理化学専攻)、米マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院で科学技術ジャーナリズム課程を修了。

※プログラムは、都合により、変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

※録音、撮影はお断りさせていただきます。

取材希望の方

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